最新トピックス > 自主調査結果

自主調査結果

【震災後の”見直し意識”】調査レポート(2011年4月実施)

レポートのポイント

地震や津波による被害に加え、原発問題、計画停電による経済活動の鈍化や自粛といった状況は、人々の生活意識にも大きな変化を与えていました。

調査結果からは、電気・ガソリンや水といった資源に対する「節約意識」や「社会・環境への配慮」の向上が顕著に見られ、それらの意識は生活習慣の変化にとどまらず、これまで当たり前のように使っていた身の回りの商品に対する「見直し意識」に繋がっていることが判りました。

これら「見直し意識」は、大震災というこれまで経験したことのない状況に置かれたことで改めて人々が気づいた「発見」であり、震災直後の一時的なニーズというよりは、この震災がきっかけとなり、この先も市場が拡大していく可能性が高い製品と考えられます。大幅に低迷した経済活性化に一役担う消費動向として、今後注目されます。

レポート主旨

[東北地方太平洋沖地震]の発生から、およそ1ヶ月が経過いたしました。

震災によりもたらされた甚大な被害のみならず、「原発問題」、「電力不足」などに起因した 二次災害。更には、「計画停電」、「経済活動の様々な自粛」の状況下で、人々の生活意識が震災前後でどのように変化をしたのかを調査いたしました。

震災の影響を受けた、関東エリア1都5県*在住の男女300名に実施した定量調査内容並びに、CGM(各種ブログ、twitter、mixiなど)への書き込みや、ニュース記事などから抽出、集約した傾向をもとに、本レポートで解説いたします。

*被災地として調査不能である茨城県を外した、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県の1都5県にて実施

調査概要

  • 調査手法:インターネット・アンケート
  • 調査実施期間:2011年4月5日~4月7日
  • 調査対象者・サンプル数:地震当日から実査当日まで、避難等せず通常通りの生活をしていた 20~50代の既婚男女300名(男性:190名、女性110名)
  • 対象エリア: 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県
  • 調査実施会社:株式会社シタシオンジャパン

生活習慣の変化
電気を節約する習慣や、燃費を気にする運転(エコドライブ)など、 エネルギーに過度な依存をしない、節約意識が高まっている。

Q: 震災の前後で、あなたの生活習慣に変化はありましたか。それぞれの項目についてあなたのお気持ちにあてはまるものをお選びください。

生活習慣の変化

意識・行動の変化 【外出時、家での生活】
外出においては、「車の運転での燃費への意識」、「自転車利用の高まり」の回答が多く、
家での生活においては、「節電意識」や「家族とのコミュニケーションの増加」といった回答が多い。

Q: 震災の前後で、生活習慣や意識、行動の変化には、具体的にどんなものがありますか。

■ 外出についての変化

(主な回答)

  • 燃費をものすごく気にするようになった。(男性39歳)
  • ガソリンが手に入らない心配があったので、必要最小限の車での外出と、先の信号をよみ、無駄にガソリンを使わないようエコ運転をした。(女性41歳)
  • できるだけ自転車を使用する。(男性55歳)
  • レジャーで遠出することを控えている。(男性41歳)

■家での生活の変化

(主な回答)

  • 今までは、家族全員が帰宅するまで、門灯や玄関の電気をつけて明るくしていたが、今は、家族が帰る前でも、門灯と玄関の明かりは消して、鍵を開けやすいよう玄関ドアの上の電灯だけ点けている。また、便座の保温は切り、便座カバーをかけた。(女性51歳)
  • 暖房の温度を3度低くして厚着に心がけた。また、早めに睡眠をして、朝早めに起床することで電気代を節約している。(男性56歳)
  • 待機電力を気にしてコンセントを抜くようになった。携帯の充電をこまめにするようになった。子供が余震で怖がるので避難するほどじゃないときは怖くても冷静を装うようにしている。短時間でも子供だけで留守番をさせないようにしている。(女性32歳)
  • 家族が出来るだけ一つの部屋にまとまってそれぞれの事をするようになって自然に会話も増えた気がする。(女性38歳)

意識・行動の変化 【仕事、買い物】
仕事や消費行動の面においては、生活習慣のみならず、今までの価値観を見直す傾向が見られる。

Q: 震災の前後で、生活習慣や意識、行動の変化には、具体的にどんなものがありますか。

■ 仕事についての変化

(主な回答)

  • 早く出勤、早く帰宅。(男性53歳)
  • 仕事場でも停電があるので効率的になった。(男性59歳)
  • 経済を活性化させるため、働く気持ちがより強くなった。また、何のために働くのか、何ができるのか、より考えるようになった。(男性36歳)

■ 買い物についての変化

(主な回答)

  • その都度、必要なものだけ購入するようになった。家内任せだった日用品も、必要量を意識するようになった。(男性55歳)
  • 風評に惑わされないようにする。買いだめをしなくなった。物価が高くなったので、安い野菜や肉を買って、その後メニューを考えるようになった。洋服や化粧品を買うのを控えるようになった。(女性29歳)
  • 必要なものを見直した。(女性55歳)

消費意識の変化
「積極的な社会貢献」「無駄遣いをしない」といった意識が大きく高まったほか、物選びの基準という観点では、「省エネ」「環境配慮」「燃費の良いクルマ」といった商品を選ぶという意識が高まっている。

Q: あなたの消費意識や行動について、震災前と後でそれぞれ当てはまるものをお答えください。

消費意識の変化

Copyright © 2015 CITATION JAPAN CO., LTD. All Rights Reserved.