
従来までのマーケティング手法では、消費者を捉えるための指標は、性別、年齢といったデモグラフィック属性と、経験的に導かれた購買行動程度しかありませんでした。弊社では、 売場やCMなどで企業と何らかの接点を持つ「人」を「消費者」と捉え、「人」と企業を結ぶ接点として「情報特性」と「購買特性」を体系化して測定します。さらに「人」を把握するために、デモグラフィック属性だけでなく、心理学の体系に基づいた「性格・気質」を測定尺度として加えます。人+情報特性+購買特性=消費者という概念をベースに体系化された設問群を「消費者」を捉えるための測定尺度としてご提供いたします。

被験者の人格的特性を明らかにするための手法として、代表的なものにYG性格検査法や16P-F法などがあります。弊社ではこれら従来の学術的な心理測定手法を、各種調査や診断事業において蓄積された数万件におよぶデータベースから因子分析による検証作業を行い、反応・分布の適正な設問を抽出し、人間の気質・性格・特性を把握するための『性格8因子』として新たに体系化しました。従来の心理測定手法では、100項目以上にわたる設問を被験者に答えさせる必要がありましたが、8因子に基づいた設問体系では、最少で16問の設問により、人間の気質・性格・特性傾向を把握することが可能になりました。

消費者の購買特性を測定する尺度としては、「購買意欲の大小」「流行派か定番派か」など様々な切り口が考えられます。弊社でも、過去20年にわたり、多岐にわたる設問群で調査を実施してきましたが、蓄積されたデータを分析処理することによって、説明力が高く独立性の高い設問群に集約することが可能になりました。

消費者を捉える一要素として、消費者の商品・サービスの選択・購入に影響を与える「情報」は必要不可欠な要素といえます。弊社では様々な商品・サービスに対する購入行動の調査・分析を進めてきたなかから、「消費者がどのような情報にどのように接し、その情報がどう商品・サービスの購入に影響を与えているのか?」を明らにしてまいりました。ここでは、こうした知見のなかから、とくに、購入行動に強い影響を与える(消費者個々が持つ)情報特性を抽出し、消費者の情報特性を把握するための視点として、下図のように整理し、これらに基づいた調査設計をしております。



